2009年刊
ご飯とお味噌汁、だけでいいんじゃないか
ご飯とお味噌汁(或いは澄まし汁やスープなどお汁の類)、食事はこの組み合わせだけで十分ではないか―。この考えのもとに、季節や体調に合わせた一汁一飯の献立を提案するレシピ本。主食をお米においており、取り上げられるメニューは和食中心。著者は栄養士で、一汁一飯というシンプルな構成にあってもしっかり栄養素が摂れるよう、主食を混ぜご飯にする、雑穀を加える、お汁を具だくさんにするといった工夫がこらされている。もうこれ以上は縦に大きくならない大人向けの本。
体が弱っている、なんだか不調と感じたときこそ、食べたくても少しがまんして、食べすぎていたものを減らすことも必要です。そうすることで、体の中がすっきりとリセットされ、調子がととのってきます。足すだけではなく、ときには引き算の発想が大事。 引用元:「一汁一飯のすすめ―体をととのえる毎日の基本食
常々「具合の悪いときこそ栄養をつけろ」という世間一般の云いに疑問を抱いていた。私は子供の頃から体調を崩すと一切食べ物を受け付けなくなる質で、風邪を引くと少なくとも3日間は絶食状態になる。寧ろ「物が食べられるなら、具合が悪いとはいえないだろう」と子供心に考えていた。今でこそ、サーチュイン遺伝子だのデトックスなどで一時「お腹を空っぽ」にすることが推奨されているけれど、これは今世紀に入ってからの風潮なのだ。本や権威だけに囚われず、自分の感覚に従ってみてもよいように思う。
目次
- 毎日がごちそうじゃなくても、ご飯とみそ汁さえあれば……。
- 一汁一飯の基本食とは――
- ご飯のこと
- 汁のこと
- 組み合わせのこと
毎日の一汁一飯 ― 春
- あおさご飯・あさりの和風スープ
- 黒米とにんにくの芽のチャーハン・えんどう豆と野菜のあられスープ
- 鯛めし・あおさのくず汁
- かつおの手こねずし・新わかめとわけぎのみそ汁
- 【春の飯】めかぶ丼
- 【春の飯】あさりとたけのこの中華おこわ風
- 【春の飯】ふきのとうみそのおむすび
- 【春の飯】えんどう豆とほたて貝のカレーピラフ
- 【春の汁】新のりとゆばのみそ汁
- 【春の汁】若竹みそ汁
- 【春の汁】うどのすまし汁
- 【春の汁】春野菜の黒ごま汁
毎日の一汁一飯 ― 夏
- とうもろこしの麦ご飯・夏野菜のスープ
- うなぎの香りずし・かぼちゃとしそのみそ汁
- 魚介と野菜のパエリア風・冷たい枝豆のすり流し汁
- 夏の洋風ちらしずし・冬瓜のみそ汁
- 【夏の飯】夏野菜のおかかチャーハン
- 【夏の飯】野菜のだしじょうゆ漬けご飯
- 【夏の飯】みょうがみそのおむすび
- 【夏の飯】梅とじゃこのご飯
- 【夏の汁】冷やし梅そうめん汁
- 【夏の汁】冷や汁
- 【夏の汁】和風野菜スープカレー
- 【夏の汁】にんにく入りじゃがいもポタージュ
毎日の一汁一飯 ― 秋
- 具だくさんいなりずし・れんこんと長いものとろとろすいとん汁
- 炒り大豆ご飯・さんまの船場汁
- 秋鮭の炊き込みご飯・いも汁
- 大豆もやしの焼きめしにらソース・野菜のかき玉汁
- 【秋の飯】黒ごま枝豆めし
- 【秋の飯】里いものきびご飯
- 【秋の飯】すだちの香りずし
- 【秋の飯】炒り黒豆のおこわ風
- 【秋の汁】豆腐だんごのすまし汁
- 【秋の汁】長いもとモロヘイヤのとろろ汁
- 【秋の汁】豆乳呉汁
- 【秋の汁】豆のスープ
毎日の一汁一飯 ― 冬
- 発芽米のかきご飯・そばがき汁
- 茶めし・一口おでん
- 八宝丼・春雨スープ
- 精進混ぜご飯・春菊と菊花豆腐のくずあん汁
- 【冬の飯】小豆とさつまいものご飯
- 【冬の飯】ひよこ豆のきびご飯
- 【冬の飯】赤米のくるみれんこんご飯
- 【冬の飯】水菜と油揚げご飯
- 【冬の汁】かぶとゆり根のみぞれ汁
- 【冬の汁】貝柱と大根のスープ
- 【冬の汁】鮭の粕汁
- 【冬の汁】そば米汁
養生食の一汁一飯
- 【ひき始めの風邪に】しょうがご飯
- 【ひき始めの風邪に】れんこんとねぎのスープ
- 【ストレス、不眠に】ゆり根のきびご飯
- 【ストレス、不眠に】根菜の豆乳スープ
- 【夏バテ、暑気あたりに】ゴーヤ&夏野菜ご飯
- 【夏バテ、暑気あたりに】穀物とかぼちゃのポタージュ
- 【冷え性に】玄米小豆ご飯
- 【冷え性に】しょうが入りのっぺい汁
- 【むくみ、倦怠感に】干し大根のハリハリずし
- 【むくみ、倦怠感に】小豆とかぼちゃスープ
- 【貧血、血行不良に】なまり節とふき、夏みかんの混ぜご飯
- 【貧血、血行不良に】しじみとコマツナのみそ汁
- 【胃腸の弱りに】長いもご飯梅醤あんかけ
- 【胃腸の弱りに】野菜のみそ汁
- 【便秘に】玄米押し麦ご飯
- 【便秘に】みそけんちん汁
- 陰陽調和の重ね煮のこと
- 穀物・豆のこと
- 調味料のこと
- たかがご飯、されどご飯。毎日のご飯をていねいに食べることが豊かな食卓をつくります。
2009年刊