角砂糖を口に含んでから、紅茶を:イラン式紅茶の飲み方
普段紅茶には牛乳のみを入れお砂糖は入れない派だが、恐ろしく疲れた時などは温かいミルクティにお砂糖をひと匙入れる。精製度の高いグラニュー糖は純粋な甘みを、黒糖や三温糖などの場合はそれらの持つ香りをも含め、紅茶にコクを添えてくれる。
本作「異人館通り」では、イラン式の紅茶の飲み方として「角砂糖をまず口に含んでから、お茶を飲む」という作法を紹介している。甘い角砂糖が紅茶に浸されほろりと解けていく過程、そのざらりとした舌ざわりはこの飲み方でなければ味わえない。特に疲れた日に、お試しあれ。
収録作品
- 聖バンパイア(雑誌掲載:りぼんオリジナル・平成2年春の号)
- 天使にキッス(雑誌掲載:りぼん・平成2年1月号)
- 異人館通り(雑誌掲載:りぼんオリジナル・昭和59年初夏の号)